4月の終わり頃に、たまごっちみくすを買いました
なんかすべてがかなしくなって、還りたくなったので……
あなたも子供の頃やったでしょう?
たまごっちみくすは、たまごっちの一番新しいシリーズで、たまごっち同士を結婚(mix)させて、家系を存続させていくという新要素がメインになっていて、子供は両親の身体的特徴を受け継ぐようになっています
初めのキャラはランダムなのか、選べなくてラブリっちというキャラでした
もう当時の心境もよく覚えてないんですけど、一族で近親相姦を繰り返したらどのくらい子孫の身体的特徴が収束(?)していくのかの実験をはじめまして
とりあえずラブリっちをまめっちと結婚させて、次にオスが生まれたので、マイメロディと結婚させて、以降6代目まで雌雄交互に生まれたので、それぞれまめっち、マイメロディと結婚させました
マイメロディとの子はマイメロディのずきんを装着していますが、まめっちとの子になると、5代も前のラブリっちの特徴である顔のギザギザがしつこくも出て来るのがわかります。また、胴体はずっとラブリっちの物のままです
そんな理不尽にも負けずに実験を続けようとしていた私が更なる理不尽に見舞われたのはこの時でした
ここまで雌雄が交互に生まれてきたので、そういう仕様なのだろうと思っていたのですが、7代目が6代目に引き続きオスで生まれてきたのです
このゲームは親の世代と同じキャラとは結婚できなく、近親相姦が可能になるのは祖父母の代からなので、7代目はマイメロディ以外のメスのキャラクターと結婚させざるを得なく、そうすると家系の途中で余分な身体的特徴が増えてしまい、実験の目標から遠ざかってしまいます
ここまでか、結局今回も何も成し得なかった……
そんな絶望の中に発見したのが、サンリオのぐでたまというキャラクター
この世界でごっち大王よりも偉い創造主たる私は、この雌雄同体のぐでたまをオスやメスが連続して生まれてきた時にだけ用いることで、余分な身体的特徴を半分に軽減して実験を続けることが可能になりました
7~12代目の家系図です
ぐでたまとの配合の後は、胴体の色や口の形、卵の殻など影響を受けてしまっていますが、10代目と11代目を見て下さい。マイメロとまめっちの特徴のみが出て、ずきんの色以外は完全に同じ容姿になっていますね
このやり方は合っている。これなら結果が出せるのではないか
そう考えて、この後も、電池切れによる長期の中断を何度か挟みながらも実験を進めました
13~18代目の家系図です
ぐでたまとの子以外は、ほぼ まめっちとマイメロのパーツ内で変化しています
ぼくは正しい、ぼくは正しいんだ。
19~22代目
先月の下旬頃です
やはり正しい、この調子でもう少しだ
自分の誕生日には、部屋にこんな可愛らしい装飾が施されました(22代目)
次の23代目で最後です
本当は夏頃にはとっくに気が付いていたんですよ
この記事の家系図は、たまごっちのサイトで自分の家系図をwebに登録できるサービスがあって、そこから貼っているんですけど
他の人の家系図も見ることが出来て、勿論みんなこんな意味のないことなんてしてなくて、本来の遊び方で様々なキャラクターと結婚させてて
いいなぁ、楽しそうだなぁ…
そう思いながらもぼくはここまでやってきたことを止めることなんて出来なくて
無駄なことと分かっていながらも、今までの自分がやってきたことすべて無駄だったなんて認める強さもなくて
そこに何か真っ当な目的があるかのように振る舞って、自分にもそう言い聞かせて
もうみんなぼくのことなんて気にしていない、努力して先に進んで楽しくやっている
分かっているけれど、ぼくにはもうまともなことなんて出来なくて、こうして一人無意味な反復をし続ける
誰か止めてくれ